皆様の健康な笑顔のために、すべては食の安全からスタートしています。
HACCP(厚生労働省の推奨する手法)を導入、生産の近代化、安全を向上しました。
健康に直結する”食べる”に携わる私たちのポリシーは、おいしさをご提供することはもちろんですが、何よりも「安全」であることと考えています。
私たちでは、常に”おいしさ”と”あんしん”を両立するためのシステム作りに全力で取り組んでいます。
従来の食品の品質管理は、主に最終製品の抜き取り検査が中心でした。
品質管理には細心の注意を払い、お客様に安心して食べていただける製品をお届けして参りましたが、最終製品の検査では、検査結果が判明する時には出荷後で、対策は事後処理になってしまいました。
平成16年4月からの学校給食開始を機会に、HACCP方式による生産システムを導入しこのたび完成致しました。
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは、米国で宇宙食の高い安全性を確保するために開発された食品の品質管理の手法です。
原材料、人、器具、容器、設備、温度、湿度、空気、時間等考えられるすべての危害の発生原因を事前に分析し、対策を講じています。
入室管理システム
手洗・消毒・自動開閉により入室。(決められた消毒を行うことで自動で開閉する) |
温度管理・記録
冷蔵庫・弁当及び容器保管庫の24時間温度管理、監視システムの採用。食品別の中芯温度管理、記録システムの採用。 |
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床のドライ化
床面を乾燥した清潔な状態にする床ドライ化空調システムを導入。 |
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空調システム
食品への異物混入を防ぐ、陽圧空調を採用。清浄度クラス10万(※.1)を確保しています。 |
外部との遮断
調理・加工の生産エリアと、原材料入荷・出荷エリアを完全に遮断し昆虫・風塵などの進入を防止。 |
安心な食品を調理するための生産拠点から「おいしさ」をお届けします。
HACCP・高度化基準第2号認定工場
厚生労働省・農林水産省認定「衛生管理システム」に準拠した最新の工場設備
ゾーニング | |
調理工程ごとに作業室を仕切ることで、交差汚染の防止と温度管理の徹底をはかります。 「清潔」「準清潔」「汚染」区域ごとに床面を色分けし各作業室を完全に仕切ります。 また工場内は物や人の流れを一方向にすることで、管理区分を明確にすると共に導線計画や隔壁設置等で「交差汚染・二次汚染を防止」する最適なゾーニングを実現しています。 さらに、ゾーニングの実現により各作業室ごとの徹底した温度管理や細菌検査などが可能になりました。 |
温度管理・記録 | |
原材料入荷から製造、保管、出荷までの工程の中で重要管理点の温度や加熱時間、さらに作業室の温度などを総合的に監視・記録するシステムを導入致しました。 |
空調システム | |
衛生区分別に陽圧空調システムを採用しています。陽圧空調により異物混入の防止を図ります。 働く人にやさしいソックチリングシステムで室温20度の管理及び清浄度クラス10万を確保します。 加熱調理も空調により快適作業空間を確保しています。 |
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(10)洗浄室 侵漬から洗浄まで一貫作業 |
(11)容器保管庫 高温で殺菌保管 |
HACCP認定工場となった、太鼓橋・足利給食センター
工場概要 | |
厚生労働省・農林水産省 HACCP高度化基準認定工場 | |
名 称 | 協同組合 足利給食センター 本社工場 足利市学校給食指定工場 |
所 在 地 | 栃木県足利市福居町1,770番地 |
敷地面積 | 10,390平方メートル |
建物床面積 | 5,418平方メートル |
空気の清浄度規格について
AIR CLEAN クリーンルームとは、「空気中における浮遊微粒子、浮遊微生物が限定された清浄度レベル以下に管理され、その空間に供給される材料・薬品・水などについても要求される清浄度が保持され、必要に応じて温度・湿度・圧力などの環境条件においても管理が行なわれている空間」です。 クリーンルームの清浄度は、一定体積中における塵埃の大きさとその数で示されます。清浄度を表す「クラス○○」とは、1立方フィートの空気中に0.5μ(ミクロン)以上の微粒子が何個あるかを示しています。 |